アウアナ本番
朝9時。カヒコの余韻冷めぬまま、リサール会場へ。
キュートでポップなシャネルさんの登場でまずは音合わせから。
軽快に、ハノハノハナレイ、ナニワイアレアレを演奏します。はじけそうな演奏と空につきぬけるような声に私たちは、前に進む元気をもらいました。
そんな中、カヒコのときには感じなかった不安感に見舞われます。今まで間違ったことのないフォーメションで間違ったり。
立ち位置迷子になったり。固くなって、呼吸が浅くなって笑顔が消えてしまったり。
自分の立ち位置を追うばかりに目線が下になってしまったり。
ステージは、今日の18時からなのに。
どうしらいいのかプチパニック。
一旦、会場を離れ、海辺の芝生でまた練習。私の変化に気づいたメンバーのみんなが、
優しく声をかけてくれたり、日焼け止めを背中に塗ってくれたり、
どうにか落ち着かせようとしてくれました。
仲間の優しに涙を流しながらもどうしていいかわからない状況は変わりませんでした。
しかし、練習後、プールサイドでシェイブアイスを食べ、
ジャグジーに浸かり、プールで遊んだことで、仲間とのコミュニケーションも更に深まり、
私の心もカームダウンされていきまhした。
部屋に戻るとアウアナ用のレイが届きます。
このレイ、ココを見て、負のオーラが少しずつ消えていくのを感じました
そしてクプナさんの応援をし、私達の出番を待ちます。
そんな時でした、ミュージシャンのシャネルさんが再度音合わせに。
お部屋で、軽く踊りながら合わせていると、
コーラス、ギターが加わった、私達の踊る「ナニワイアレアレ」厚みのある
素敵なメロディーへと変わっていきました。
ここでまた私にまとわりついていた負のオーラが消えていきました
フレッシュレイ、ココ、ミュージシャンの紬だす音に包まれ本番です。
ドアを開けステージにのった私たちは、これらの力に助けられ、
まるでゾーンにでもはいったかのように、
軽快に楽しく満面の笑みで踊り終えることが出来ました。
曲の終わりには、「フリ」の声がきこえないほどに拍手をいただき、
ステージをおりました。
やりきったわたしたちの顔は、みんな晴れやかで、今までで一番の笑顔だったと思います。
約半年に渡る、モキハナフェスティバルへ向けての練習も、ここで一区切り。
辛かったこと苦しかったことに間違いはありません。
でも、何かをやりとげることに年齢は関係ないといこと。
できないとへこたれそうになっても、ちゃんと努力をしてれば、
いろいろな力が重なり合いどうにか達成できる道標をつくってくれることが必ずある。
ということを学びました。
楽しく踊れた一日でした。
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